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Claude ProjectやChatGPT Projectが本当に導入に見合うのはいつか――各社の公式ヘルプページから読み解く

ClaudeとChatGPTはいずれも、チャットを専用のファイルと指示を備えた永続的なワークスペースとして扱えるようになった。無料プランの上限や、Projectが記憶する内容としない内容は、各社の公式文書に明記されている。

DigitalNeuron Desk約1分

ひとことで言うと

AnthropicとOpenAIの公式文書によると、通常のチャットを開くだけでなくProjectを作成する価値が生じるのはどのような場合か?

両社はProjectを同じように位置づけている。独自のチャット履歴、アップロードした参考ファイル、常設の指示を保持し、セッションのたびに背景情報を説明し直す手間を省くワークスペースだ。Claudeの無料アカウントはProjectを5件まで作成でき、有料プランではナレッジ容量が最大10倍に拡大する。ChatGPTでは、ProjectのメモリはそのProject内のチャットだけを対象とし、アカウント全体には及ばない。

要点

  • 両プラットフォームにおけるProjectの中心的な役割は共通している。参考ファイルと常設の指示を保持し、新しいチャットのたびに文書を再アップロードしたり、文体を説明し直したりする手間を省くことだ。
  • Claudeの無料プランでは、Projectは合計5件までに制限される。有料プランではRAGベースの検索が利用でき、Anthropicによると、Projectで利用可能なナレッジ容量が最大10倍に拡大する。
  • ChatGPTのProjectでは、メモリの参照範囲がそのProject内に限定される。Project内のチャットは同じProjectにある別のチャットを参照できるが、Project外の会話は参照できない。
  • Custom GPTは、ChatGPTのProjectとは異なる、より高度な仕組みだ。指示、アップロードしたナレッジ、ウェブ検索などの機能に加え、任意で独自の外部APIを呼び出すアクションも組み込める。
  • ClaudeのTeamおよびEnterpriseプランでは、「閲覧可」と「編集可」の権限を設定してProject単位で共有でき、組織全体への公開にも対応する。Projectが個人用ワークスペースの域を越えた段階で役立つ。

通常のチャットは、タブを閉じた途端にすべてを忘れる。そうでなければ、同じ背景情報を何度も貼り直すことになる。ClaudeとChatGPTはいずれも、現在では「一度きりの使い捨てチャット」と「完全にカスタマイズしたアシスタント」の中間に当たる仕組みを提供している。両社の説明もほぼ共通しており、単なる会話ではなく、ワークスペースとして位置づけられている。

Projectに実際に保存されるもの

Anthropicのヘルプセンターは、ClaudeのProjectを「独自のチャット履歴とナレッジベースを備えた自己完結型のワークスペース」と説明している。文書、テキスト、コードをProjectのナレッジとしてアップロードすると、ClaudeはそのProject内のすべてのチャットで、それらを背景情報として扱う。同じ参考資料を新しい会話のたびに貼り直す必要はなくなる。さらに、Projectの指示によって、Project全体で一貫した文体や役割を設定できる。Anthropicが挙げる例は、「より改まった文体」にすることや、特定の専門家の視点から回答させることだ。

OpenAIも公式ヘルプページで、ほぼ同じ位置づけを示している。ChatGPTのProjectは、「長期にわたる取り組みに関連するすべてを1か所にまとめておけるスマートなワークスペース」だ。チャット、参考ファイル、カスタム指示をまとめることで、アシスタントが「重要な内容を記憶し、話題から外れない」ようにする。

Projectが記憶するもの、しないもの

ここでは思い込みで判断せず、細則を読む価値がある。OpenAIの文書によると、Projectのメモリが参照できる範囲は限定されている。Project内のチャットは、同じProjectにある別のチャットを参照できるが、Projectの外にある会話のメモリは取り込まない。これは不具合ではなく、意図的に設けられた境界だ。無関係なProjectの背景情報が別のProjectに混入するのを防いでいる。

無料プランの上限

Anthropicは、有料プランで性能が向上する仕組みについて具体的に説明している。検索拡張生成を利用することで、応答品質を維持しながら、Projectで利用可能なナレッジ容量が無料プランの「最大10倍」に拡大するという。開いておけるProjectの数ではなく、実際に利用できる参考資料の量がボトルネックになっている場合には重要な違いとなる。

Custom GPTは、より大規模で別種の仕組み

ChatGPTのProjectとCustom GPTは混同されやすいが、OpenAIの公式文書では明確に異なるものとして扱われている。Custom GPTは4つの要素を組み合わせたものだ。指示(動作、文体、目標、制約)、ナレッジ(文書やハンドブックなど、アップロードした参考ファイル)、機能(ウェブ検索や画像生成などの組み込みツール)、そして自分で定義した外部APIとの接続であるアクションだ。Projectが継続的な作業のためのフォルダーに近いのに対し、GPTは単独で繰り返し利用したり共有したりできる小規模な独立ツールに近い。

日付を確認すること。 上記の具体的な制限、すなわちClaude無料プランのProject上限が5件であること、ナレッジ容量が10倍になるという数値、ChatGPTでProject共有を利用できる料金プランなどは、プラン変更に伴って各社が改定し得る情報だ。利用の前提とする際は、リンク先のヘルプページで最新の上限を確認してほしい。

よくある質問

ClaudeのProjectは無料プランでも利用できるか?
利用できる。Anthropicのヘルプセンターによると、Projectは無料アカウントを含むすべてのユーザーが利用できる。ただし、無料プランでは合計5件までに制限される。
ChatGPTのProjectは、その外にある別のチャットの内容も記憶するか?
仕様上、記憶しない。OpenAIのヘルプ文書によると、Projectのメモリが参照できる範囲はそのProject内に限定される。内部のチャット同士は相互に参照できるが、Projectの境界外にある会話から背景情報を取り込むことはない。
ChatGPTのProjectとCustom GPTは、具体的に何が違うのか?
Projectは、継続的な取り組みに使うワークスペースであり、チャット、ファイル、指示をまとめて管理する。Custom GPTは独立したツールに近く、指示、ナレッジ、各種機能、任意の外部API接続(アクション)を組み合わせ、単独で繰り返し利用したり共有したりできるように構築する。
ClaudeのProjectでは、有料プランにどのような利点があるか?
Anthropicは、その利点をナレッジベースと関連づけている。有料プランでは検索技術を利用でき、応答品質を維持しながら、Projectで扱えるナレッジの量を無料プランの最大10倍に拡大できるという。

出典

  1. What are projects?Anthropic
  2. Projects in ChatGPTOpenAI
  3. GPTs in ChatGPTOpenAI
  4. Creating and editing GPTsOpenAI
タグclaudechatgptprojectscustom-gptsknowledge-baseproductivity

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