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アンソロピック、ライフサイエンス向け「Claude for Life Sciences」を発表

アンソロピックは、科学研究や発見、創薬を支援することを目的とした新しいコネクター、エージェントスキル、プロンプトライブラリを追加する「Claude for Life Sciences」を発表した。

DigitalNeuron Desk約1分

ひとことで言うと

アンソロピックは「Claude for Life Sciences」で何を発表したのか。

アンソロピックは、発見から商業化に至る研究プロセス全体をClaudeが支援できるようにすることを目指した一連のアップデート「Claude for Life Sciences」を発表した。同社は、Sonnet 4.5のベンチマークスコアの向上、新たに追加された6つの科学分野向けコネクター、シングルセルRNAシーケンス解析スキルを皮切りとするエージェントスキルのライブラリ、そしてライフサイエンス分野に特化したサポートやパートナーシップを挙げた。

要点

  • アンソロピックは2025年10月20日、「Claude for Life Sciences」を発表し、初期の発見から橋渡し研究、商業化に至るまで、研究プロセス全体をClaudeが支援できるようにすることを目標に掲げた。
  • 同社によると、Claude Sonnet 4.5モデルはProtocol QAベンチマークで0.83のスコアを記録し、人間の基準値0.79やClaude Sonnet 4の0.74を上回ったほか、バイオインフォマティクス評価「BixBench」でも同様の向上を示したという。
  • アンソロピックは、Benchling、BioRender、PubMed、Scholar Gateway、Synapse.org、10x Genomicsという6つの新しい科学分野向けコネクターを、Google WorkspaceやDatabricks、Snowflakeといった既存のコネクターに加えて追加する。
  • 同社は科学分野向けのエージェントスキルの構築を進めており、その第一弾としてシングルセルRNAシーケンスデータの品質管理を行う「single-cell-rna-qc」スキルを用意したほか、ライフサイエンス業務向けのプロンプトライブラリも公開している。
  • アンソロピックによると、「Claude for Life Sciences」はClaude.comおよびAWS Marketplaceを通じて利用可能で、Google Cloud Marketplaceでの提供も近く始まる予定であり、デロイト、アクセンチュア、KPMG、PwC、AWS、Google Cloudなどのパートナーと連携しているという。

アンソロピックは、Claudeモデルが初期の発見から橋渡し研究、商業化に至るまで、研究パイプライン全体で科学的な業務を支援できるよう設計したとする一連の製品アップデート「Claude for Life Sciences」を発表した。同社によると、これまで科学者がClaudeを利用するのは、統計解析コードの作成や論文の要約といった個別の作業が中心だったが、今後は研究、臨床、規制対応の業務にわたってより広範な支援を提供することを目指すという。

モデル性能

アンソロピックは、Claude Sonnet 4.5モデルがライフサイエンス関連のタスクにおいて従来のバージョンを上回る性能を示したとしている。実験室のプロトコル理解度を測るベンチマークとする「Protocol QA」では、10ショットプロンプティングを用いた多肢選択形式で、Sonnet 4.5が0.83のスコアを記録したと報告した。これは人間の基準値である0.79、Claude Sonnet 4の0.74を上回る。同社は、このスコアはSonnet 4.5のシステムカードに詳細が記載されているとしている。また、バイオインフォマティクスのタスク性能を評価するものと説明する「BixBench」でも、Sonnet 4.5は前バージョンから同様の向上を示したという。

新たなコネクター

アンソロピックは、Claudeを科学分野のプラットフォームと連携させる6つの新しいコネクターを追加すると発表した。実験やノートブック、記録といった一次情報へのリンク付きで回答できるようになるという「Benchling」、科学図表やアイコン、テンプレートのライブラリにアクセスできる「BioRender」、生物医学分野の研究論文や臨床試験情報を扱う「PubMed」、Wileyが開発した査読済み科学コンテンツ向けの「Scholar Gateway」、データの共有・解析のための「Synapse.org」、そして自然言語でのシングルセル・空間解析を可能にする「10x Genomics」である。同社は、これらがGoogle Workspace、Microsoft SharePoint、OneDrive、Outlook、Teams、Databricks、Snowflakeといった既存のコネクターに加わると説明した。

エージェントスキルとプロンプトライブラリ

アンソロピックは、今回の発表の1週間前に「エージェントスキル」をリリースしたと述べた。これは、Claudeが特定の業務に活用できる指示書やスクリプト、各種リソースをまとめたフォルダである。同社は現在、科学分野向けのスキル開発を進めており、その第一弾として、scverseのベストプラクティスに基づきシングルセルRNAシーケンスデータの品質管理とフィルタリングを行う「single-cell-rna-qc」を挙げた。科学者自身が独自のカスタムスキルを構築することも可能だという。さらに同社は、文献レビューやプロトコル作成、バイオインフォマティクス解析、規制対応業務といった作業に科学者が着手しやすくなることを目的としたプロンプトライブラリを作成しているとしている。

サポートとパートナーシップ

アンソロピックは、応用AIおよび顧客対応チームの専門家による実践的なサポートを提供するとともに、Caylent、デロイト、アクセンチュア、KPMG、PwC、Quantium、Slalom、Tribe AI、Turingの各社、さらにクラウドパートナーであるAWSおよびGoogle Cloudと連携し、各組織がライフサイエンス業務にAIを導入できるよう支援すると述べた。同社は、Claudeの活用事例として、サノフィ、Benchling、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学のブロード研究所、10x Genomics、ゲンマブ、Komodo Health、ノボ ノルディスク、スタンフォード大学、PwC、Schrödinger、Latch Bio、EvolutionaryScale、Manifold、FutureHouse、Axiom Bioといった顧客・パートナー企業からのコメントを公表した。

提供状況

アンソロピックはまた、高い科学的インパクトが見込まれる研究プロジェクトに取り組む研究者に無償でAPIクレジットを提供する「AI for Science」プログラムを通じてライフサイエンス研究を支援しており、プロジェクト案の応募は現在も受け付けているとしている。同社によると、「Claude for Life Sciences」はClaude.comおよびAWS Marketplaceを通じて利用可能であり、Google Cloud Marketplaceでの提供も近く開始される予定だという。

出典:Anthropic「Claude for Life Sciences」(2025年10月20日公開)

よくある質問

「Claude for Life Sciences」とは何か。
発見、臨床業務、規制対応、商業化を含むライフサイエンス研究プロセス全体においてClaudeを活用できるツールとすることを目的とした、アンソロピックによる一連のアップデートである。
アンソロピックはどのような新しいコネクターを追加したのか。
アンソロピックは、Google WorkspaceやDatabricks、Snowflakeといった既存のコネクターに加え、Benchling、BioRender、PubMed、Scholar Gateway(Wileyが開発)、Synapse.org、10x Genomicsへのコネクターを追加した。
アンソロピックはClaude Sonnet 4.5についてどのようなベンチマーク結果を報告したのか。
アンソロピックは、Sonnet 4.5がProtocol QAで0.83のスコアを記録し、人間の基準値0.79やClaude Sonnet 4の0.74を上回ったと報告し、バイオインフォマティクス評価「BixBench」でも同様の向上が見られたとしている。
「Claude for Life Sciences」はどこで利用できるのか。
アンソロピックによると、Claude.comおよびAWS Marketplaceを通じて利用でき、Google Cloud Marketplaceでの提供も近く開始される予定だという。

出典

  1. Claude for Life Sciences \ AnthropicAnthropic
タグclaudeanthropiclife-sciencesclaude-sonnet-4.5connectorsagent-skillsbiotech

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