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モデル・研究

Upstage、マルチステップのエージェント業務向け「Solar Pro 4」を提供開始

Solar Pro 4は、ツールの利用やターミナル作業、長文ドキュメントの推論に対応し、512Kトークンのコンテキストウィンドウと多言語での入出力をサポートする。

DigitalNeuron Desk約1分

ひとことで言うと

UpstageはSolar Pro 4について何を発表したのか?

Upstageは、ドキュメントやツール、ターミナル作業を伴うマルチステップのエージェント業務向けに設計された、APIで利用可能なモデル「Solar Pro 4」を提供開始した。同社によると、512Kトークンのコンテキストウィンドウと最大128Kトークンの出力に対応し、英語、韓国語、日本語を扱えるほか、提供された根拠から回答を裏付けられない場合はその旨を報告する。

要点

  • Upstageによると、Solar Pro 4はドキュメント、ツール、ターミナル環境を横断するマルチステップ業務を完了するよう設計されている。
  • このモデルは、512Kトークンのコンテキストウィンドウと最大128Kトークンの出力に対応し、英語、韓国語、日本語で入出力できる。
  • Upstageが示すAPIの通常料金は、100万トークン当たり入力が0.30ドル、キャッシュ済み入力が0.06ドル、出力が1.20ドル。
  • Solar Pro 4はUpstage Console、SolarChat、OpenRouter、Hermes Agent、Upstage Studioで利用でき、専用環境およびオンプレミス環境への導入にも対応する。
  • 同社によると、このモデルは未検証の回答を提示するのではなく、裏付けのない主張や情報の不一致を特定する。

Upstageは、複数のドキュメントやツール呼び出し、ターミナル作業にまたがる業務向けに構築されたエージェント型言語モデル「Solar Pro 4」を提供開始した。同社によると、このモデルは業務を完了済みの成果物にまで仕上げることを目的としており、利用可能な根拠では回答を裏付けられないケースも特定する。

Solar Pro 4は、512Kトークンのコンテキストウィンドウと最大128Kトークンの出力に対応する。入出力ともに英語、韓国語、日本語を扱える。ユーザーは推論の度合いも調整でき、より詳細な分析では高く、応答速度を優先する場合は低く設定できる。

エージェント業務とドキュメント処理

Upstageは、Terminal-Bench v2.1で57.0、τ³-Bankingで23.0、AA-LCRで71.0を記録したと発表した。同社は、これらの評価がそれぞれターミナルでの実行、複数ターンにわたるツール利用、長文ドキュメントを横断する推論に対応すると説明している。この3つのスコアは2026年8月時点のArtificial Analysisによるもので、公開掲載は今後予定されているという。

同社によると、Solar Pro 4の学習には、11の業界領域と12のタスク種別にわたり、公開データからオフィス業務を合成するパイプライン「OfficeVerse」を使用した。タスクは最終成果物に基づいて合格または不合格と評価される。Upstageは、韓国語のオフィス業務ベンチマーク「Ko-GDPval」も同じ取り組みから生まれたとしている。

モデルの実演では、1つの方針文書と6つの市場データファイルで構成される架空の出店候補地選定業務を与えた。同社によると、3つのプロンプトにより、Solar Pro 4は10カ所の候補地を選別し、Excelワークブック、検討報告書、スライド資料を順番に作成した。ワークブックで算出された値は、変更されることなく報告書に引き継がれたという。

Upstageはまた、「Solar Pro 4 Agent Cookbook」を通じて7種類の業務エージェントを公開する。例には、Excelワークブックの生成、根拠に基づくWord報告書、グラフと発表者ノートを備えたPowerPointプレゼンテーションが含まれる。それぞれにシステムプロンプト、出力例、合格基準が用意されている。

根拠情報の扱い

Upstageによると、Solar Pro 4は、根拠のある回答と、情報が不足または矛盾している場合を区別できる。架空のサービス契約書と見積書を使ったテストでは、提供文書内に答えがある質問を半数含む計10問をモデルに提示した。同社によると、モデルは該当する条項を引用し、記載のない情報は文書に存在しないと明示し、数値が異なる場合は不一致として報告した。

このCookbookには調査エージェントも含まれており、Upstageによると、すべての文を出典に結び付け、根拠を確認できない情報には未検証のラベルを付ける。

利用方法と料金

Solar Pro 4は、Upstage Console APIでモデル名solar-pro4として利用できる。Upstageによると、このAPIはOpenAI互換である。このモデルはSolarChat、OpenRouter、Hermes Agent、Upstage Studioでも提供される。専用環境およびオンプレミス環境への導入については、同社への問い合わせで対応する。

Upstageが示す100万トークン当たりの料金は、入力が0.30ドル、キャッシュ済み入力が0.06ドル、出力が1.20ドル。同社は、Upstage Consoleで9月10日23時59分(UTC)まで90%割引を実施すると発表し、OpenRouterでも9月10日まで90%割引のキャンペーンを行うとしている。Hermes Agentでは別途、9月15日までキャンペーンを実施する。

出典:Upstageが2026年8月11日に発表した「Solar Pro 4: The Agentic Model That Finishes the Job」。

よくある質問

Solar Pro 4は何を目的に設計されているのか?
UpstageはSolar Pro 4について、ツール呼び出しやターミナル作業、長文ドキュメントを横断する推論を伴うマルチステップ業務向けのエージェント型モデルと説明している。
Solar Pro 4が対応するコンテキストと出力の上限は?
同社によると、このモデルは512Kトークンのコンテキストウィンドウと最大128Kトークンの出力に対応する。
Solar Pro 4はどの言語に対応しているのか?
Upstageによると、Solar Pro 4は英語、韓国語、日本語の入力と生成に対応する。
顧客はSolar Pro 4をどのように利用できるのか?
Upstageは、自社のConsole API、SolarChat、OpenRouter、Hermes Agent、Upstage Studioを通じて利用できるとしている。専用環境およびオンプレミス環境への導入にも対応する。

出典

  1. Solar Pro 4: The Agentic Model That Finishes the Job — Upstage
タグupstagesolar-pro-4agentic-ailanguage-modelstool-usemultilingual-ai

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